ヘアアクセサリーって、なんだか子どもっぽい?特別な日にしか使わないもの?いえいえ、そんなことはありません!ヘアアクセサリーは、いつものヘアスタイルをぐっと格上げしてくれたり、ちょっとした気分転換になったり、あなたの魅力を引き出してくれる魔法のアイテムなんです。
でも、「種類が多すぎて何を選べばいいかわからない」「どうやって使えばおしゃれに見えるの?」なんてお悩みも聞こえてきそうですね。わかります、わかります。ついつい同じようなアレンジばかりになったり、買ったはいいけど引き出しの奥で眠ってしまったり…。
この記事では、特定の商品をおすすめしたり、ランキング形式で紹介したりすることは一切ありません。その代わりに、ヘアアクセサリーの基本的な種類から、あなたにぴったりのアイテムを見つけるための選び方のヒント、シーン別の使いこなし術、さらには長持ちさせるためのお手入れ方法まで、ヘアアクセサリーに関する「知りたかった!」をギュギュっと詰め込みました。
この記事を読み終わる頃には、あなたもきっとヘアアクセサリーの奥深い魅力に気づき、毎日のヘアアレンジがもっと楽しくなっているはず。さあ、一緒にヘアアクセサリーの世界を探検しにいきましょう!
第1章: ヘアアクセサリーの基本の「き」~種類と特徴を知ろう~
まずは基本から!世の中にはどんな種類のヘアアクセサリーがあるのでしょうか?名前は聞いたことがあっても、意外と違いや正しい使い方がわからないものもあるかもしれません。ここでは、代表的なヘアアクセサリーの種類と、それぞれの特徴をご紹介します。
シュシュ
布でゴムを覆った、ドーナツのような形のヘアアクセサリー。90年代に大流行しましたが、今では定番アイテムとしてすっかり定着しています。素材やボリューム感、柄のバリエーションがとにかく豊富!
- 特徴: 優しい素材感で髪に跡がつきにくいのが嬉しいポイント。結ぶだけで簡単にボリューム感と華やかさをプラスできます。
- 主な使い方: ポニーテールやお団子ヘアの結び目に使うのが一般的。手首につけてブレスレット代わりにするのも可愛いですよね。
- 向いているシーン: カジュアルな普段使いや、お家でのリラックスタイムにぴったり。素材を選べば、ちょっとしたお出かけにも使えます。
ヘアゴム
最もベーシックで、誰もが一つは持っているであろうアイテム。髪をまとめるという実用性が第一ですが、あなどるなかれ。飾りがついたものを選べば、それだけで立派な主役級アクセサリーになります。
- 特徴: シンプルなリングゴムから、パールやストーン、リボンなどのモチーフがついたものまで、デザインの幅は無限大。価格帯も様々で、手軽に試せるのが魅力です。
- 主な使い方: ポニーテール、ツインテール、編み込みの毛先など、あらゆる髪型に使えます。モチーフ付きのものは、結び目を隠すように使うとおしゃれです。
- 向いているシーン: ほぼ全てのシーンで活躍します。オフィスではシンプルなものを、休日にはデザイン性の高いものを選ぶなど、使い分けるのが楽しいですね。
ヘアクリップ
髪を挟んで留めるタイプのアクセサリーの総称です。これもまた種類が豊富で、大きさや形状によって呼び名が変わったりします。
- バンスクリップ: ワニの口のようにギザギザした歯で髪をがっちり掴むクリップ。ホールド力が高く、まとめ髪に最適です。
- サイドクリップ(くちばしクリップ): 前髪やサイドの髪を留めるのに便利な、比較的小さめのクリップ。メイクの時などにも役立ちますよね。
- ダッカールクリップ: 美容師さんがよく使っている、細長いくちばしのような形のクリップ。ヘアアレンジの際に髪を仮留めするのに便利ですが、最近ではおしゃれなデザインのものも増えています。
クリップ全般の特徴は、なんといってもその手軽さ。難しいテクニックは不要で、挟むだけでスタイルが完成するのが最大の魅力です。素材もプラスチックからメタル、布製まで様々です。
バレッタ
金属製の留め具(パッチンと留めるタイプ)がついた髪飾りです。デザイン性が高く、上品な印象を与えるものが多いのが特徴。髪の量に合わせて、留め具のサイズを選ぶのがポイントです。
- 特徴: 平面的なデザインが多いため、髪に沿うようにフィットします。モチーフのバリエーションが豊かで、フォーマルなシーンに映えるものもたくさんあります。
- 主な使い方: ハーフアップの結び目を隠すように使ったり、サイドの髪を留めてアクセントにしたり。編みおろしなどのアレンジにプラスするのも素敵です。
- 向いているシーン: オフィススタイルから、結婚式などのお呼ばれまで幅広く対応可能。デザイン次第でカジュアルにも使えます。
ヘアピン
ヘアアレンジの縁の下の力持ちであり、時には主役にもなれる万能選手。形状によって役割が異なります。
- アメリカピン: ストレートな形状の、最も一般的なヘアピン。髪を固定したり、後れ毛を留めたりする「隠す」使い方が基本ですが、最近はカラーピンなどをあえて「見せる」アレンジも人気です。
- Uピン: U字の形状をしたピン。お団子やシニヨンなど、まとめた髪を崩れないように固定するのに使います。挿し方が見えにくいので、アレンジの完成度を高めてくれます。
- スリーピン(パッチン留め): パチンという音とともに留まる、三角形や長方形のピン。子ども時代に使った記憶がある方も多いのでは?レトロな雰囲気が逆に今っぽく、ファッションアイテムとして注目されています。
カチューシャ・ヘアバンド
頭にはめるだけで、一瞬で顔周りの印象を変えることができるアイテム。つけるだけでおしゃれ度がアップする手軽さが魅力です。
- 特徴: 幅の太さ、素材、デザインによってガラリと印象が変わります。細いものは上品に、太いものはカジュアルやレトロな雰囲気に。ヘアバンドは布製で伸縮性があるものが多く、スポーツシーンでも活躍します。
- 主な使い方: 髪を下ろしたダウンスタイルにつけるのが基本。前髪を上げるか下ろすかでも印象が変わります。アップスタイルにプラスして、華やかさを出すのもおすすめです。
- 向いているシーン: デザイン次第でどんなシーンにも。デイリーユースはもちろん、ビジュー付きのものはパーティーにも使えます。ヘアバンドは洗顔時にも便利ですよね。
コーム
櫛(くし)のような形状の土台に装飾が施されたヘアアクセサリー。主にまとめ髪に挿して使います。
- 特徴: 挿すだけで簡単に固定でき、上品で華やかな印象を与えます。パールやビジュー、花などをあしらったものが多く、ドレッシーな雰囲気が得意です。
- 主な使い方: 夜会巻きやお団子ヘアに挿してアクセントにします。ハーフアップの境目に挿すのも素敵です。
- 向いているシーン: 結婚式やパーティーなどのフォーマルな場、特に和装との相性は抜群です。
かんざし
主に一本の棒状の形をした、日本の伝統的な髪飾り。最近では洋装に合わせやすいモダンなデザインも増えています。
- 特徴: 一本で髪をまとめることができる機能性と、凛とした美しさを兼ね備えています。素材は木、金属、プラスチック、ガラス(とんぼ玉)など様々です。
- 主な使い方: お団子ヘアの根元に挿して固定します。一本で留めるには少しコツがいりますが、慣れるととても便利。飾りとして、すでにゴムで結んだお団子に挿すだけでもOKです。
- 向いているシーン: なんといっても浴衣や着物などの和装にぴったり。シンプルなデザインなら普段使いにもマッチします。
ヘアカフス(ポニーフック)
ここ数年で一気に定番化した人気アイテム。ゴムで髪を結んだ後、その結び目にフックを引っ掛けるだけで装着できる、画期的なアクセサリーです。
- 特徴: とにかく装着が簡単!モチーフがずれたり、ゴムが伸びて使えなくなったりする心配がありません。モチーフのデザインが豊富で、選ぶのが楽しいアイテムです。
- 主な使い方: ポニーテールやお団子の結び目に挿すだけ。くるりんぱのゴム隠しにも最適です。
- メリット: ゴムを隠せるので、一気にこなれ感が出ます。ヘアゴムと一体型ではないので、手持ちの好きなゴムでしっかり結んでから飾れるのも良い点です。
マジェステ
プレート状や立体的なモチーフに、スティック(かんざしのような棒)を挿して髪を留めるアクセサリー。
- 特徴: モチーフで髪を覆い、スティックで固定するというユニークな構造。かぶせるだけでゴムや結び目を隠せ、バックスタイルがおしゃれに決まります。
- 主な使い方: お団子やくるりんぱの上にかぶせて、スティックを横から挿して固定します。ハーフアップにも使えます。
- 向いているシーン: こなれ感や、ちょっと人と違うおしゃれを楽しみたいときにぴったり。ナチュラルなテイストから、スタイリッシュなものまでデザインも豊富です。
ターバン
ヘアバンドと似ていますが、より幅が広く、布を頭に巻くようなスタイルのものを指すことが多いです。エスニックな雰囲気や、レトロなスタイル作りに役立ちます。
- 特徴: 幅広の布で頭を覆うため、存在感は抜群。ヘアスタイルが決まらない日の救世主にもなります。素材や柄で季節感を演出しやすいのも特徴です。
- 主な使い方: 前髪を全部上げておでこを出したり、逆に前髪を残して上から巻いたり。お団子ヘアと組み合わせるのも人気です。
- 向いているシーン: 休日のカジュアルファッションのアクセントに。リゾートスタイルにもよく合います。
ティアラ
女性なら一度は憧れる、特別な日のためのヘアアクセサリー。王冠をモチーフにした、華やかでプリンセスのようなアイテムです。
- 特徴: ラインストーンやパールがふんだんに使われ、きらびやかな輝きを放ちます。主役級の存在感で、つけるだけで一気に非日常感を演出できます。
- 主な使い方: 主にアップスタイルの頭頂部や、前髪の生え際あたりに乗せるようにして装着します。
- 向いているシーン: 結婚式(ウェディング)や、ステージでの発表会、特別なパーティーなど、ここぞというハレの日に。
いかがでしたか?一口にヘアアクセサリーと言っても、本当にたくさんの種類がありますね。次の章では、この中から「自分に似合うもの」を見つけるためのヒントを探っていきます。
第2章: あなたに似合うのはどれ?顔の形・髪質・髪の長さ別選び方ガイド
たくさんの種類があるのはわかったけど、じゃあ自分にはどれが似合うの?そんな疑問にお答えするのがこの章です。自分の顔の形や髪質、髪の長さを知ることで、ヘアアクセサリー選びはもっと簡単で、もっと楽しくなります。もちろん、これが絶対というルールではありません。「こういう傾向があるんだな」という参考にしてみてくださいね。
顔の形別・似合うヘアアクセサリーの選び方
顔の形とヘアアクセサリーのバランスは、全体の印象を大きく左右します。自分の顔の形が持つ特徴を活かしたり、逆にバランスを整えたりするアイテム選びを意識してみましょう。
丸顔さん
特徴: 頬がふっくらとしていて、顔の縦と横の長さが同じくらい。優しく可愛らしい印象です。
選び方のポイント: 丸い輪郭をすっきり見せるためには、「縦のライン」を意識するのがおすすめです。トップに高さやボリュームを出せるアクセサリーが得意です。
- おすすめの傾向: トップで結んだお団子に飾るシュシュやヘアカフス、細めのカチューシャ、縦長のシルエットを作るバレッタなど。
- ちょっと工夫したいアイテム: 幅の広いヘアバンドやターバンは、顔の横幅を強調してしまうことがあるので、つける位置を少し後ろにずらしてトップに高さを出すなどの工夫をすると良いかもしれません。
面長さん
特徴: 顔の縦の長さが横幅に比べて長め。大人っぽく、落ち着いた印象です。
選び方のポイント: 縦の長さを緩和するために、「横のライン」や「サイドにボリューム」を意識するのがおすすめです。顔の横側に視線を集めるようなアクセサリーが似合います。
- おすすめの傾向: 幅の広いカチューシャやターバン、サイドに飾る大きめのバレッタやヘアクリップ、低めの位置で結んだポニーテールに飾るアクセサリーなど。
- ちょっと工夫したいアイテム: トップに高さが出るような盛り方や、縦に長いデザインのアクセサリーは、より顔の長さを強調してしまう可能性があるので、サイドにポイントを持ってくることを意識するとバランスが取りやすいでしょう。
ベース顔(えら張り)さん
特徴: 骨格がしっかりしていて、エラの部分がやや張っているのが特徴。知的でクールな印象です。
選び方のポイント: 気になるエラの部分から視線をそらすのがポイント。「トップやサイドに華やかなアクセント」を持ってきたり、曲線的なデザインで柔らかさをプラスしたりするのがおすすめです。
- おすすめの傾向: 少し大きめで華やかなモチーフのヘアクリップやバレッタを、耳より上の位置につける。柔らかな素材のシュシュやリボン。後れ毛をゆるく巻いて、顔周りをカバーしたアレンジに小ぶりのピンを散らすのも素敵です。
- ちょっと工夫したいアイテム: 顎のラインのすぐ近くに小ぶりなアクセサリーをつけると、かえって輪郭が目立ってしまうことも。視線が上に行くような工夫を心がけてみましょう。
逆三角形さん
特徴: 額が広く、顎にかけてシャープになっていくラインが特徴。クールで都会的な印象です。
選び方のポイント: シャープな顎のラインとのバランスをとるため、「耳より下の位置にボリューム」を出すのがおすすめです。ヘアアレンジで重心を下げ、そこにアクセサリーをプラスすると良いでしょう。
- おすすめの傾向: 低めの位置で結んだポニーテールや編みおろしに、ヘアカフスやリボンを結ぶ。ハーフアップにして、毛先の方にボリュームを持たせ、結び目に小ぶりなバレッタをつけるなど。
- ちょっと工夫したいアイテム: トップにボリュームを出しすぎたり、こめかみあたりに大きな飾りをつけたりすると、ハチ張りが強調されて見えることも。全体のシルエットがひし形になるように意識すると、バランスが美しく見えます。
髪質別・ヘアアクセサリー選びのポイント
「クリップで留めてもすぐに落ちてきちゃう」「シュシュが負けてしまってまとまらない」なんて経験はありませんか?それは髪質のせいかもしれません。自分の髪質に合った機能を持つアクセサリーを選べば、そんなお悩みも解決に近づきます。
髪の量が多い・太い・硬い人
お悩み: アクセサリーが壊れやすい、しっかり留まらない、ゴムがすぐに伸びてしまう。
選び方のポイント: とにかく「ホールド力」と「丈夫さ」が重要です!
- クリップ類: 大きめで、歯が長くてしっかりしているバンスクリップを選びましょう。内側にギザギザの滑り止めがついているタイプもおすすめです。
- バレッタ: 留め具の部分が大きく、頑丈な作りのものを選びましょう。
- ヘアゴム: 太くて丈夫なゴムや、何重にもなったタイプのゴムが向いています。
- シュシュ: ボリュームのある髪に負けない、大きめで生地がしっかりしたものを選ぶとバランスが良いです。
髪の量が少ない・細い・柔らかい人
お悩み: アクセサリーが滑り落ちやすい、跡がつきやすい、重さでアレンジが崩れる。
選び方のポイント: 「軽量」で「滑りにくい」、髪への負担が少ないものを選びましょう。
- クリップ類: 小さめで軽いものがおすすめです。内側にシリコンなどの滑り止めがついていると、格段に落ちにくくなります。
- バレッタ: 小さめのサイズを選ぶか、留める髪の量を少なめにして使いましょう。
- ヘアゴム: 絡まりにくい、表面が滑らかな素材のものが良いでしょう。スプリング状のゴムも跡がつきにくく人気です。
- シュシュ: シフォンなどの軽い素材で、ボリュームが控えめなものがバランスを取りやすいです。重いと下に引っ張られてしまうことがあります。
髪の長さ別・おすすめアレンジとアクセサリー
髪の長さが違えば、できるアレンジも似合うアクセサリーも変わってきます。それぞれの長さを活かした楽しみ方を見つけてみましょう。
ショートヘア
アレンジの幅が狭いと思われがちなショートヘアですが、アクセサリー使いが一番映える髪型でもあります。「顔周りにアクセント」を置くのが基本です。
- おすすめのアクセサリー: ヘアピン、小さめのサイドクリップ、細めのカチューシャ、スリーピンなど。
- アレンジのアイデア: 耳かけしたサイドにゴールドピンを数本重ね付けしたり、クロスさせたりするだけで一気におしゃれに。前髪をねじってスリーピンで留めるのも可愛いですね。シンプルなカチューシャで、すっきりとまとめるのも素敵です。
ボブ・ミディアムヘア
結ぶことも下ろすこともできる、アレンジの優等生。「ハーフアップ」や「ひとつ結び」が定番ですが、アクセサリー次第で印象は自由自在です。
- おすすめのアクセサリー: バレッタ、ヘアクリップ、ヘアカフス、シュシュ、マジェステなど、ほとんどのアイテムが活躍します。
- アレンジのアイデア: 定番のハーフアップは、結び目にバレッタやクリップをつけるだけでお呼ばれ仕様に。くるりんぱをしてからヘアカフスをつければ、簡単なのに凝って見えます。低めの位置でゆるっとお団子を作り、バンスクリップで挟む無造作アレンジも人気です。
ロングヘア
アレンジのバリエーションは無限大!髪の面積が広い分、「バックスタイル」で魅せるアレンジが得意です。アクセサリーも、少し大ぶりのものがよく映えます。
- おすすめのアクセサリー: 大ぶりのシュシュ、バンスクリップ、かんざし、コーム、リボンなど。
- アレンジのアイデア: ボリュームのあるシュシュを使った華やかなポニーテール。編みおろしに小ぶりのクリップやピンを散りばめるのもロマンチック。しっかりまとめたお団子にかんざしやコームを挿せば、上品な和風美人スタイルが完成します。
第3章: シーン別!ヘアアクセサリー使いこなし術
お気に入りのヘアアクセサリーを見つけたら、次はその活躍の場を広げていきましょう。TPO、つまり時・場所・場合によってアクセサリーを使い分けるのは、大人の女性のたしなみの一つ。ここでは、様々なシーンに合わせたヘアアクセサリーの選び方と使い方をご紹介します。
オフィス・通勤スタイル
オフィスでは、清潔感と知的さが大切。仕事の邪魔にならず、かつ、さりげなくおしゃれをアピールできるようなアイテム選びが求められます。
選び方のポイント
- 色: ブラック、ブラウン、ネイビー、ベージュなどのベーシックカラーが基本。悪目立ちしない、落ち着いた色味を選びましょう。
- デザイン: 華美な装飾は避け、シンプルで小ぶりなものを。
- 素材: 上品な印象を与える、べっ甲風、マットな質感のメタル、レザー調などがおすすめです。
こんなアイテムはいかが?
- 細身のバレッタ: ハーフアップや、サイドの髪を留めるのに。きちんと感を演出できます。
- シンプルなヘアクリップ: さっと髪をまとめたい時に。大きすぎないサイズを選びましょう。
- 飾りの目立たないヘアカフス: 一つ結びも、これだけでぐっと洗練された印象に。メタルやレザー調のシンプルなものが使いやすいです。
- ダークカラーのシュシュ: もしシュシュを使うなら、光沢の少ない素材で、ボリュームが控えめなものを選びましょう。
こんなのは避けた方が良いかも?
- キラキラしすぎるビジューやラメのついたもの
- キャラクターものや、カジュアルすぎるデザイン
- 大きすぎて仕事の邪魔になりそうなもの(大きなリボンなど)
- 歩くたびに揺れたり音が鳴ったりするもの
休日・カジュアルスタイル
お休みの日は、ルールに縛られず自分の「好き」を思い切り楽しめる絶好のチャンス!普段はできないような、ちょっと大胆なアクセサリーにも挑戦してみましょう。
選び方のポイント
- 色・柄: その日のファッションに合わせて、好きな色や柄を自由にチョイス!差し色としてビビッドなカラーを取り入れるのも楽しいですね。
- デザイン: 少し大ぶりなものや、デザイン性の高いもので遊び心をプラス。
- トレンド感: 流行りの素材やモチーフを取り入れて、今っぽいスタイルを楽しむのもおすすめです。
こんなアイテムはいかが?
- 柄物のターバンやヘアバンド: シンプルなTシャツとデニムのスタイルも、これ一つで一気におしゃれ上級者に。
- 大ぶりのシュシュ: コーデュロイやベロア、オーガンジーなど、素材で季節感を出すのも素敵。
- デザイン性の高いヘアクリップ: 変わった形や、クリア素材、マーブル模様など、コーディネートの主役になるようなものを選んでみては?
- 重ね付けしたヘアピン: 色違いのカラーピンや、形の違うゴールドピンなどをいくつか組み合わせるだけで、こなれた印象になります。
デート・お呼ばれスタイル
大切な人とのデートや、友人との食事会など、いつもより少しだけ特別感を演出したいシーン。上品さと可愛らしさ、そして女性らしさを引き立てるアクセサリー選びが鍵になります。
選び方のポイント
- 素材感: パール、小ぶりなビジュー、ベロア、サテンなど、光沢感やリッチな素材感のあるものがぴったり。
- モチーフ: リボン、フラワー、ハートなど、女性らしいモチーフもデートシーンなら取り入れやすいですね。
- 繊細さ: 大ぶりで大胆なものよりは、華奢で繊細なデザインの方が、上品な華やかさを演出しやすいかもしれません。
こんなアイテムはいかが?
- パール付きのバレッタやクリップ: 一つあるだけで、どんなアレンジも品良くまとめてくれます。
- リボンモチーフのアクセサリー: 甘くなりすぎないように、くすみカラーや細身のリボンを選ぶのが大人の選択。ポニーテールの根元にリボンを巻き付けるのも人気です。
- 華奢なデザインのコーム: ハーフアップやシニヨンにそっと添えるだけで、後ろ姿まで美しく見せてくれます。
- 揺れるタイプのチャーム付きヘアゴム: ふとした瞬間に揺れるチャームが、女性らしい魅力を引き立てます。
結婚式・パーティー
フォーマルな場では、マナーを守りつつ、お祝いの気持ちを表す華やかさを添えることが大切。主役はあくまで花嫁さん、ということを忘れずに。
選び方のポイント
- 華やかさと品格: パール、ビジュー、クリスタルなど、輝きのある素材がドレスアップスタイルを引き立てます。
- ドレスとの調和: ドレスの色やデザイン、他のアクセサリー(ピアスやネックレス)とのバランスを考えて選びましょう。
- 主役への配慮: 花嫁さんの特権である「生花」や「ティアラ」と見間違えるようなデザインは避けるのがマナーです。白い花をモチーフにしたものも、花嫁さんと被る可能性があるので避けた方が無難でしょう。
こんなアイテムはいかが?
- ビジューやパールがあしらわれたコームやバレッタ: アップスタイルのアクセントに最適。上品な輝きが、お祝いの席にふさわしい華やかさを添えます。
- サテンやベロアなど光沢のある素材のリボン: 編み込みなどに一緒に編み込んでも素敵です。
知っておきたいマナー
- 黒一色のアクセサリー: 喪を連想させるため、お祝いの席では避けるのが一般的です。黒いアクセサリーを選ぶ場合は、パールやビジューが付いているなど、華やかさのあるデザインを選びましょう。
- カジュアルすぎる素材: プラスチックや布製のシュシュ、普段使いのヘアゴムなどは、フォーマルな場にはふさわしくないとされています。
- ファー素材: 動物の殺生を連想させるため、結婚式では避けるべきという考え方があります。特に昼間の式では避けた方が良いでしょう。
和装(着物・浴衣)スタイル
着物や浴衣を着る際には、ぜひ髪飾りにもこだわって、トータルコーディネートを楽しみましょう。和の雰囲気を引き立てるアイテム選びがポイントです。
選び方のポイント
- 伝統的なデザイン: 日本の伝統美を感じさせる、かんざしや櫛、つまみ細工などが王道です。
- 着物との調和: 着物の色や柄の中から一色拾って髪飾りの色を選ぶと、統一感が出て美しくまとまります。
- 季節感: 桜、紫陽花、紅葉、椿など、季節の花をモチーフにした髪飾りを選ぶのも風情があって素敵です。
こんなアイテムはいかが?
- かんざし: 一本挿すだけで、粋で凛とした雰囲気に。玉かんざしや、揺れる飾りがついたものなど種類も豊富です。
- つまみ細工の髪飾り: 小さな布を折りたたんで作られた、繊細で可愛らしい花の髪飾り。Uピンタイプが多く、アレンジの好きな位置に挿せるので便利です。
- 和柄のコームやバレッタ: 最近では、和モダンなデザインのものもたくさんあります。洋風のヘアアレンジにも合わせやすいのが魅力です。
スポーツ・アクティブなシーン
運動をする時は、おしゃれさよりも機能性が第一!でも、どうせなら気分が上がるようなアイテムを使いたいですよね。
選び方のポイント
- ホールド力: 激しい動きでも髪が邪魔にならないよう、しっかりと留まることが最も重要です。
- 安全性: 硬い装飾や、引っかかりやすいデザインは避けましょう。
- 素材: 汗をかいても気にならない、洗える素材が便利です。吸水性の良いパイル地なども良いですね。
こんなアイテムはいかが?
- スプリングヘアゴム: 髪に跡がつきにくく、水に濡れても大丈夫なので、ジムやプールにぴったり。
- 幅広のヘアバンド: 汗が顔に流れてくるのを防いでくれます。カラフルなものを選べば、トレーニングウェアとのコーディネートも楽しめます。
- シンプルなヘアゴム: やはり一番実用的なのはこれ。何本か持っておくと安心です。
第4章: もっと素敵に!ヘアアクセサリーとファッションのコーディネート術
ヘアアクセサリーをただの「髪留め」として使うだけではもったいない!ファッションの一部として捉え、洋服や小物とのコーディネートを意識すると、あなたのおしゃれはもっとレベルアップします。難しく考えすぎず、ゲーム感覚で試してみてくださいね。
色で合わせるテクニック
一番簡単で、すぐに取り入れられるのが「色」を意識したコーディネート。統一感が出たり、逆におしゃれなアクセントになったりします。
洋服や小物と色をリンクさせる
一番簡単な王道テクニックです。まとまりが出て、洗練された印象になります。
- その日に着ている洋服(トップス、スカート、ワンピースなど)の柄の中から一色拾って、その色のヘアアクセサリーを選ぶ。
- バッグや靴、ベルトなどの小物の色と、ヘアアクセサリーの色を合わせる。例えば、ブラウンのバッグと靴に、べっ甲風のバレッタを合わせる、など。
- ピアスやイヤリング、ネックレスなどのアクセサリーと、ヘアアクセサリーの金属の色(ゴールドかシルバーか)を統一する。
差し色として使う
コーディネート全体がなんだか地味だな、と感じた時に使えるテクニック。ヘアアクセサリーで鮮やかな色を一点投入することで、一気にあか抜けた印象になります。
- モノトーン(白・黒・グレー)のコーディネートに、赤や青、イエローなどビビッドな色のヘアアクセサリーをプラスする。
- ベージュやブラウンなどのナチュラルカラーのコーディネートに、グリーンのヘアクリップを合わせるなど、アースカラー同士で少し色味をずらしてアクセントにするのもおしゃれです。
パーソナルカラーを意識してみる
もしご自身のパーソナルカラー(イエベ・ブルベなど)をご存知なら、それをヘアアクセサリー選びに活かすのも一つの手です。顔周りに似合う色を持ってくることで、肌色が明るく見えたり、表情がいきいきとして見えたりする効果が期待できます。
- イエベ(イエローベース)さん: ゴールド系のメタル、コーラルピンク、オレンジ、ブラウン、カーキなどが肌なじみが良い傾向にあります。
- ブルベ(ブルーベース)さん: シルバー系のメタル、ラベンダー、ローズピンク、ブルー、グレーなどが似合いやすい傾向にあります。
素材感で合わせるテクニック
色だけでなく、「素材感」を合わせることで、ぐっと季節感が出たり、コーディネートに深みが出たりします。洋服の素材とリンクさせたり、季節感を先取りしたりしてみましょう。
季節感を演出する素材
季節ごとにヘアアクセサリーの素材を変えるだけで、いつものヘアアレンジも新鮮に見えます。
季節 | おすすめの素材の例 |
春 | パステルカラーのプラスチック、オーガンジー、シフォン、小花柄の布など |
夏 | クリア(PVC)素材、リネン、ラタン(籐)、シェル(貝殻)モチーフ、ガラスなど |
秋 | ベロア、コーデュロイ、スエード、レザー(革)、べっ甲風、くすみカラーのメタルなど |
冬 | ファー、ニット、ウール、ツイード、ベルベットなど |
ファッションの素材とリンクさせる
洋服の素材とヘアアクセサリーの素材を合わせると、統一感のある上級者コーディネートが完成します。
- レザーのジャケットを着る日に、レザー調のヘアカフスを合わせる。
- リネンのシャツに、リネン素材のリボンを結ぶ。
- ニットのセーターに、毛糸でできたシュシュやニット素材のヘアバンドを合わせる。
- ツイードのスカートに、ツイード生地のバレッタを合わせる。
全身を同じ素材にする必要はありません。どこか一箇所でもリンクしていると、ぐっとおしゃれに見えますよ。
テイストで合わせるテクニック
最後に、ファッションの「テイスト(雰囲気)」とヘアアクセサリーのテイストを合わせる方法です。これができるようになると、あなたのスタイリングは完璧に近づきます!
- フェミニン・きれいめスタイル: レースやフリルのついたブラウス、花柄のワンピースなど、女性らしい服装には、やはりパールやリボン、華奢なデザインのアクセサリーがよく合います。
- クール・マニッシュスタイル: ジャケットやパンツスタイルなど、かっこいい雰囲気の服装には、メタル素材のシンプルなバレッタやクリップ、レザー調のアクセサリーがマッチします。甘さを抑えたスタイリッシュなものを選びましょう。
- ナチュラル・カジュアルスタイル: コットンやリネン素材のワンピース、デニムスタイルなど、自然体な服装には、ウッド(木)や布製、ラタンなどの自然素材のアクセサリーがなじみます。作り込みすぎない、素朴なデザインがぴったりです。
- ヴィンテージ・レトロスタイル: 古着のワンピースや、昔懐かしい雰囲気の服装には、アンティーク調のくすんだゴールドのアクセサリーや、べっ甲、少し大ぶりで個性的なデザインのものがよく似合います。
最初は難しく感じるかもしれませんが、まずは「今日の服は甘い感じだから、リボンにしてみようかな?」くらいの感覚で大丈夫。少しずつ意識していくことで、自然とコーディネート力が身についていきますよ。
第5章: ヘアアクセサリーを長持ちさせるためのお手入れと保管方法
お気に入りのヘアアクセサリー、せっかくならできるだけ長く、綺麗な状態で使いたいですよね。でも、使った後そのままポーチにポイッ!なんてこと、していませんか?ヘアアクセサリーは意外とデリケート。皮脂や汗、ほこりが付着したまま放置すると、変色や劣化の原因になってしまいます。ここでは、素材に合わせたお手入れ方法と、正しい保管のコツをご紹介します。
素材別お手入れ方法
アクセサリーの素材によって、お手入れ方法は異なります。間違った方法でケアすると、かえって傷めてしまうこともあるので注意しましょう。
プラスチック・アクリル製
比較的丈夫で扱いやすい素材ですが、皮脂や整髪料でくすみやすいので、定期的なケアがおすすめです。
- 普段のお手入れ: 使用後に、メガネ拭きのような柔らかい乾いた布で、全体の汚れを優しく拭き取ります。
- 汚れが気になる時: 水で濡らして固く絞った布で拭き取ります。それでも落ちない汚れは、中性洗剤を数滴溶かしたぬるま湯に布を浸し、固く絞ってから優しく拭き、その後必ず乾いた布で水分を完全に拭き取ってください。
金属製(メッキ製品など)
汗や水分、皮脂に非常に弱く、空気に触れるだけでも酸化して変色しやすいデリケートな素材です。使用後のケアがとても重要になります。
- 普段のお手入れ: 使用したら、その日のうちに必ず、アクセサリー専用のクロスや、柔らかく乾いた布で表面を優しく拭いてください。汗や皮脂を拭き取るだけでも、輝きが長持ちします。
- 注意点: 研磨剤入りのクロスで拭くと、表面のメッキが剥がれてしまう可能性があるので使用は避けましょう。水洗いはサビの原因になるので厳禁です。
布製(シュシュ、リボン、ターバンなど)
皮脂や汗を吸いやすく、汚れが目立ちやすい素材。洗えるものと洗えないものがあるので、注意が必要です。
- 洗える場合: おしゃれ着洗い用の中性洗剤を溶かしたぬるま湯で、優しく押し洗いまたは振り洗いします。ゴシゴシこするのはNG。よくすすいだ後、タオルで優しく水気を取り、形を整えてから風通しの良い日陰で平干しします。
- 洗えない場合(接着剤でパーツが付いているなど): 水で濡らして固く絞った布で、汚れた部分を優しく叩くようにして汚れを移し取ります。
パール・ビジュー付き
衝撃や摩擦に弱く、非常にデリケートです。汗や化粧品が付着すると輝きが失われる原因になります。
- 普段のお手入れ: 使用後は、柔らかい乾いた布で一粒ずつ優しく拭いてください。特にパールは酸に弱いので、汗や果汁などがついたらすぐに拭き取りましょう。
- 注意点: 接着剤でパーツが留められているものは、水に浸けると取れてしまうことがあります。超音波洗浄機などの使用も避けましょう。
べっ甲・天然素材(ウッドなど)
自然の素材から作られているため、乾燥や熱、水分に弱いという特徴があります。
- 普段のお手入れ: 基本的には、柔らかい乾いた布での乾拭きです。
- 注意点: 水に濡れたらすぐに拭き取ってください。また、ドライヤーの熱風が直接当たるような使い方は避けましょう。極度な乾燥はひび割れの原因になるので、直射日光が当たる場所での保管もNGです。
正しい保管方法のポイント
お手入れと同じくらい大切なのが保管方法。ごちゃ混ぜに保管すると、傷や破損、変色の原因になります。
個別保管が基本
アクセサリー同士がぶつかったり、絡まったりするのを防ぐため、一つ一つを分けて保管するのが理想です。
- 仕切りのついたアクセサリーケースを利用する。
- 小さなジッパー付きの袋に、一つずつ入れて保管する。メッキ製品はこうすることで空気に触れにくくなり、酸化防止にもつながります。
- 購入時についてきた箱や袋を捨てずに活用する。
湿気と直射日光を避ける
ほとんどのヘアアクセサリーにとって、湿気と直射日光は大敵です。変色や劣化、カビの原因にもなります。
- 窓際や洗面所など、湿気が多く日光が当たる場所での保管は避けましょう。
- 風通しの良い、涼しい場所が最適です。クローゼットや引き出しの中が良いでしょう。
- ジュエリーボックスに乾燥剤を一緒に入れておくのも効果的です。
種類別の保管アイデア
アイテムの形状に合わせた「見せる収納」も、おしゃれで便利です。
- クリップやバレッタ: コルクボードやワイヤーネットに挟んで飾れば、選びやすく、インテリアにもなります。
- カチューシャ: 専用のスタンドを使ったり、S字フックでクローゼットのポールに吊るしたりすると、型崩れを防げます。
- ヘアゴムやシュシュ: フックにかけて吊るしたり、透明なケースにまとめたりすると、絡まずにすっきりと収納できます。
少しの手間をかけるだけで、お気に入りのヘアアクセサリーはもっと長くあなたの髪を彩ってくれます。ぜひ今日から実践してみてくださいね。
第6章: 不器用さんでも大丈夫!基本のヘアアレンジとアクセサリー活用術
「おしゃれなヘアアレンジは難しそう…」「朝は時間がない!」そんなふうに感じている方も多いのではないでしょうか。でも、大丈夫!ヘアアクセサリーは、そんな不器用さんや忙しい女性の強い味方なんです。ここでは、誰でも簡単にできる基本のヘアアレンジと、そこにプラスするだけで一気におしゃれに見えるアクセサリーの活用術をご紹介します。
これだけは押さえたい!基本の3アレンジ
まずは、どんなシーンでも使える3つの基本アレンジをマスターしましょう。これさえできれば、アクセサリー次第で無限にバリエーションが広がります。
ポニーテール
基本の結び方: 手ぐしでざっくりと髪を集め、耳の高さくらいで一つに結びます。きっちり結ぶよりも、少しゆるっとさせるのが今風です。
こなれて見えるほぐし方: 結んだ後、片手で結び目を押さえながら、もう片方の指でトップやサイドの髪を少しずつつまんで引き出します。数ミリ引き出すだけで、立体感が出てこなれた印象に!
アクセサリー活用術:
- 結び目にヘアカフスを挿すだけで、ゴムが隠れて一気に完成度がアップ!
- ボリュームのあるシュシュをつければ、シンプルポニーも華やかな印象に。
- ゴムで結んだ上から、飾り付きのヘアゴムを重ね付けするのも簡単でおすすめです。
お団子(シニヨン)
簡単な作り方: まずはポニーテールを作ります。その毛束をねじりながら、結び目にくるくると巻きつけていき、毛先を根元のゴムに入れ込むか、ピンで見えないように留めます。きっちりまとめず、少し崩すのがポイント。
アクセサリー活用術:
- 作ったお団子を上からガバっとバンスクリップで挟むだけ!ホールド力もあって崩れにくい、人気のスタイルです。
- お団子の根元にUピンやかんざしを数本挿すと、上品で大人っぽい雰囲気に。
- お団子の根元を隠すようにシュシュをつけるのも可愛いですね。
くるりんぱ
基本のやり方: 髪を一つに結びます。結び目の上の髪を真ん中で分け、穴を作ります。その穴に、結んだ毛束を上から通して下に引っ張るだけ!
アクセサリー活用術:
- くるりんぱのゴムを隠すように、上からバレッタやヘアクリップを留めるのが定番。
- 結び目にヘアカフスを挿すのも、簡単でバランスが良いです。
- くるりんぱの上にかぶせるようにマジェステを使い、スティックで留めると、凝ったアレンジに見えます。
ヘアアクセサリーでごまかす!寝ぐせや時間がない朝の時短テク
時間がない朝は、ヘアアクセサリーの力を借りてしまいましょう!気になる部分を隠したり、ごまかしたりするだけで、手抜きに見えないおしゃれなスタイルが作れます。
- ハネた毛先はどうする?
無理に直そうとせず、ハネた部分をまとめて内側にねじり、小さめのヘアクリップで留めてしまいましょう。ハーフアップ風のアレンジが簡単にできます。
- トップの髪がまとまらない…
そんな時はカチューシャやターバンの出番!上から着けてしまえば、根元のうねりやアホ毛も一気にカバー。すっきりとした印象になります。
- 全体的にボサボサでどうしようもない!
とりあえずざっくりと一つに結びます。そして、存在感のあるシュシュやおしゃれなヘアカフスを結び目にオン!視線がアクセサリーに集まるので、髪全体のボサボサ感から目をそらすことができます。
- 前髪が決まらない…
思い切って前髪を上げて、スリーピン(パッチン留め)やサイドクリップで留めてしまいましょう。顔周りが明るく見えて、元気な印象になりますよ。
このように、ヘアアクセサリーは完璧なヘアスタイルを作るためだけのものではありません。むしろ、ちょっとした悩みをカバーし、時短を叶えてくれるお助けアイテムでもあるのです。引き出しに眠っているアクセサリーを、ぜひ明日の朝から活用してみてくださいね。
まとめ
ここまで、本当にたくさんのヘアアクセサリーの種類から、選び方、使い方、お手入れの方法まで、幅広くご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
もしかしたら、「ヘアアクセサリーって、こんなに奥が深かったんだ!」と新たな発見があったかもしれません。あるいは、「これなら私にもできそう!」と思っていただけたかもしれません。
ヘアアクセサリーは、決して特別な日のためだけのものではありません。いつものポニーテールにヘアカフスを一つ加えるだけで、気分が少しだけ上がる。寝ぐせがついた朝も、お気に入りのカチューシャをつければ、なんだかご機嫌でいられる。そんな、日常にささやかな彩りと自信を与えてくれる、とても素敵なアイテムです。
この記事でご紹介した選び方や使いこなし術は、あくまでヒントの一つです。一番大切なのは、あなたが「これ、可愛い!」「これ、つけてみたい!」と感じる気持ち。ルールに縛られすぎず、自由に、あなたらしいスタイルを見つけていくことが、ヘアアクセサリーを最大限に楽しむ秘訣です。
引き出しの奥に眠っているヘアアクセサリーはありませんか?ぜひ、この機会に取り出してみてください。そして、この記事を参考に、新しい使い方に挑戦してみてください。あなたの毎日が、ヘアアクセサリーの魔法で、もっともっと輝きに満ちたものになることを願っています。